【実家じまいは突然やってくる②】実家に残った“自分の荷物”、そろそろ向き合ってみませんか?

こんにちは。
アラフィフ世代のお役に立てるインテリアコーディネーター、秋山富美子です。

片づけや収納が苦手、インテリア選びも「難しいな〜」と感じる方に向けて、
これからの暮らしがちょっと“贅沢”になるお手伝いをしています。

GWもはじまりますね。
お出かけしたいところですが、特に遠出の計画が無ければ、1日くらいはご実家の様子を見に行かれてはどうでしょうか?

今回も引き続きアラフィフ世代には見なかったことにしたい!…と避けては通れない実家じまいのお話し。

実家に帰ったとき、ふと気づくことってありませんか?

「え、これ…まだあるの?」
昔使ってたレコードやぬいぐるみ、育児中に“とりあえず”送った節句グッズ…。
押し入れや物置のすみで、静かに眠っていたりします。

実は、これこそが「実家じまい」の入り口。
まずは“自分の荷物”に向き合うことから、すべてが始まります。


▽親が元気なうちに、“ちょっとずつ”始めるのが大事

私たちの親世代(80〜90代)は、モノが少なかった時代を生きてきました。
「まだ使える」「いつか必要になるかも」と、なかなか捨てられない価値観を持っています。

だからこそ、
親が元気な今のうちに、少しずつ一緒に向き合っていくことがとても大切なんです。


▽自分の荷物、意外と“残って”いませんか?

たとえば…

  • 結婚や引っ越しで置いていったもの
  • 子育て中に送った子どものモノ
  • いつか見ようと思っていたアルバムや手紙

自分ではもう処分したつもりでも、親が「勝手に捨てられない」と大切に取っておいてくれていること、よくあります。

でもそれ、もしかしたらもう必要のないものかもしれません。

まずは自分のモノから。
ひとつ手放すだけでも、立派な「実家じまい」です。


▽実家じまいは、“突然やってくる”こともあるから

私たち世代だって、万が一のことはある。
もしものとき、実家の片づけをするのは、私たちの子どもたちかもしれません。

「そのまま放っておいたモノたち」が、次の世代の大きな負担になることも。

だからこそ、
今できる小さな片づけが、未来の“優しさ”になるんです。


▽家が整うと、親の暮らしも、支える人もラクになる

親が安心・安全・清潔に暮らせることはもちろん大切。

でもそれだけじゃないんです。

家が整っていると、介護やサポートをする側もすごく助かります。

たとえば…

  • 自分が介護をすることになったとき
  • ヘルパーさんやケアマネさんにお願いするとき

モノが少なくて、どこに何があるのか“誰にでも分かる状態”になっていれば
手助けもしやすいし、協力も得やすくなります。

「着替えはここ」「お薬はこの引き出し」──
それだけで、日々の負担がぐっと軽くなるんです。

片づけって、“支えやすさ”をつくることでもあるんですね。


▽“全部やる”必要はありません。ひとつでいい。

「実家じまい」って聞くと、つい身構えてしまいますが、
いきなり全部を片づける必要なんてありません。

✔ 自分の荷物をひとつ、見直してみる
✔ 親と「これまだいる?」と話してみる
✔ 段ボールひと箱分、持ち帰ってみる

これだけで、立派な“実家じまいのはじめの一歩”です。


▽まとめ:自分のモノから始める実家じまいで、未来がラクになる

実家じまいは、モノの片づけ以上に、心の整理や未来への準備でもあります。

自分の荷物を少し見直すこと。
親とゆるく会話してみること。
それだけでも、家族の未来はずっと軽くなります。

まずはこのGW、自分の荷物を“ひとつだけ”、片づけてみませんか?


▶次回予告:

親に「触らないで」と言われたら?
実家じまいの最大の壁、“親の気持ち”との向き合い方をお届けします。

実家の片づけのご相談も承ります。進め方などお気軽のご相談ください。またすぐではないけれど実家のリフォームのご相談承りますのでお気軽にお問い合わせください。⇒お問い合わせ