親のこれから、自分のこれからを考えるときに——安心リフォーム事例紹介

— アラフィフ世代に届く、やさしいリフォームのかたち —
アラフィフ世代にとって、親世代の暮らしは気になるもの。
「実家の片づけ、どうしよう」「この先、ひとり暮らしの親が安心して暮らせるのだろうか」——そんな想いを持っている方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、80代のお母さまのために、娘さんからご依頼いただいたリフォームの事例です。
「できるだけ長く、元気に、安心して暮らしてほしい」
そんな願いを込めて、限られたご予算の中で、必要な部分を見極めながら丁寧にプランニングを重ねました。
築50年の古いマンションは、水まわりが昔のまま。タイル貼りの浴室に、トイレと洗面が一体となった今の暮らしには少し使いづらい間取り。段差もあり、安全面が心配でした。
今回のリフォームでは、見た目の豪華さよりも“明るさ”“機能性”“動線の良さ”に重点を置き、暮らしの質を整えることを目指しました。
トイレとお風呂は、バリアフリーを意識して立ち上がりやすく、入りやすく改善。ベッドから水まわりへの移動もスムーズになり、気軽にシャワーを浴びられるように。洗面トイレ空間を一体にし、お風呂にもスムーズに。ピンク色の壁紙で気持ちも明るくなるように。壁紙とクッションフロアはお母さまにお選びいただきました。
キッチンはシステムキッチンに一新し、おひとりでも安心して使える仕様に。暗かったお部屋も、光が届く明るく心地よい空間に生まれ変わりました。

築50年のユニットバス

ユニットバスに

独立した洗面室に

リフォームと同時に、片づけも大きなテーマとなりました。
お母さまのご理解もあり、計画段階から娘さんが丁寧に寄り添いながら、一緒に片づけを進めてくださいました。大きなタンスや食器棚は思い切って処分し、たくさんあった食器類も「本当に必要なもの」「好きで使っているもの」だけに厳選。
使いやすく、気持ちも軽やかな暮らしへとつながりました。
さらに、テレビはお孫さんからのプレゼント。サブスクにも対応しており、好きな番組をいつでも楽しめるようになりました。
水まわりは大がかりな工事となりましたが、リフォーム全体としては「今の暮らしにちょうどいい」規模感で、安心・快適な住まいへと整えることができました。
今、親の暮らしが気になっている方へ——
大がかりでなくても、今の住まいを少し見直すだけで、暮らしはぐんと変わります。
この事例が、同じような想いを抱える方の参考になれば嬉しく思います。
ご相談はこちらへ⇒おうちデザイン研究所
【Interior data】
壁紙:サンゲツ、トイレ・洗面化粧台・ユニットバス・キッチン:LIXIL