【実家じまいは突然やってくる①】GWこそチャンス!“はじめの一歩”はここから始めよう

こんにちは。
アラフィフ世代のお役に立てるインテリアコーディネーター、秋山富美子です。
片づけや収納が苦手、インテリア選びも「難しいな〜」と感じる方に向けて、これからの暮らしがちょっと“贅沢”になるお手伝いをしています。
さてさて、もうすぐゴールデンウィークですね!
——GWにこそできる、ゆるっと“実家じまい”のはじめの一歩——
今年は「遠出より近場」「節約しながら楽しむ」って方も多いのではないでしょうか?
お出かけしないで「おうち整えようかな〜」という方も…。
中には「ちょっと実家に顔出すかな」なんて声がちらほら。
で、ちょっとお聞きしたいんですけど…
目次
ご実家、最近いつ行きました?
私たちアラフィフ世代の親って、80代〜90代くらい。まだ元気だけど、年齢を考えるとちょっと心配。
でもまだ「うちは大丈夫でしょ」って、つい見て見ぬふり…してませんか?(ドキッ)
私もそうでした。
▽「勝手に捨てたら怒られるかと思って…」
ある年のGW、父が体調を崩して入院。久々に実家に戻って、玄関を開けた瞬間──「ん?…なにこの圧?」って、空気が重い。どんより。
ふと見ると、リビングの隅に段ボールが数箱。あれ?これ私が送ったのでは?..。ん?…まだあるの⁉私のはるか遠い昔の学生時代に買ったレコード、棚の上には、まさかの…ぬいぐるみ(笑)←いた。
父は「勝手に捨てたら怒られるかと思って」なんて言っていてその“保管力”には、ちょっと感動すら覚えました。
▽実家の“自分のモノ”って意外と重いかも?
思い出してみてください。あなたのモノ、実家に残ってませんか?
- 独立・結婚で家を出たときに持っていかなかったやつ
- 子育て中に“とりあえず送った”荷物(子供の節句のモノ)
- いつか見る予定だったアルバム(←その“いつか”は来た?)
親にとっては「勝手に捨てられないもの」。でも、あなたにとっては…もう必要ないかも?
ちなみに、私も息子たちのモノは勝手に捨てずに、帰省の時に強引に「確認してね〜」って言ってます(笑)確認後、都度処分をしています。
ですが、実家にはお恥ずかしながら、まさかの自分のモノが…⁉。すっかり捨てたつもりでいました。
親は捨てないんですね~、特にアラフィフ世代の親世代が戦争中~戦後のモノの無い時代を経験し、大事に長く捨てずに使うという考えが染みついている世代でもあります。
また高齢のため、日常の暮らしだけで精一杯なところもあるので、モノがあってもそのまま。“捨てる” という意識が薄いんですね。
▽「実家じまい」って、いきなり全部片づけることじゃない
お客様の中にも「実家を相続することになったけど、私の部屋が“学生時代のまま”残ってて…」という方がたくさんいます。
本やノート、教科書、使ってない家具がそのまま。自分のモノは少しづつ片づけたつもりでもご両親が健在なうちは何となく手が出せずそのままに。いざという時に後悔するケース、多いんです。
▽GWは“ちょっと見る”にちょうどいいタイミング
連休は、のんびりしつつ、実家にちょっと目を向けてみるのにぴったりな時間。荷物ひと箱、持ち帰るだけでもOK
- 「これ、何年使ってない?」って親とクイズ感覚で話してみる
- 実家の危なそうな段差をチェックしてみる
- 「この家、将来どうしようかね?」ってゆるっと話してみる
そんな“小さな一歩”が、「実家じまい」のはじまりです。
▽そして、自分のこれからの暮らしも見えてくる
片づけが進まない背景には、「思い出」「親の気持ち」「自分のこだわり」があるから。でも実家って、ちょっと未来の自分を映す鏡でもあるんですよね。
将来自分がどう暮らしたいのか。どんなモノに囲まれていたいのか。今のうちからちょっとだけ考えておくだけで、未来がぐっとラクになります◎
▽まとめ:焦らなくていい、でも“気づいた今”がチャンス
全部いっぺんに片づけようとしなくて大丈夫。「気づいた」「ちょっと見た」「ひとつ動かした」
それだけで、確実に前に進んでいます。
私も今年のGWは、自分の荷物を少し整理して、“これからの暮らし”について話してみようと思います。
▶次回予告
「片づけようと思ったのに、親が拒否!?──“親の気持ち”との向き合い方」
実家を少し片づけたいと思って声をかけたら、
「勝手に触らないで」「それ、まだ使うの!」と親にぴしゃり。
実家じまいの最大のハードルは、“モノそのもの”より、親の気持ちかもしれません。
次回は、そんなときにどう関わったらいいか、心がラクになるヒントをお届けします
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